夢診断［さ］

財布

アイデンティティー。財布を変えたりなくしたりするのは、新しい自己観への変換。お金が沢山入っていると心配事や困難が、空の財布は運気上昇のまえぶれとする古典的解釈も。

坂(下り)

惰性で進めるだけに、コントロール不能に陥らないように注意を促す場合が。坂道の周りや場所によっては無意識などへ下っていることも。

さがす

心のより所や、目的、生き甲斐などを捜している場合が多い。迷いが多い時に、自分や他者の本当の気持ちをさがし、知りたがっている状況を指すことも。探し物が見つからない時は、本当に見落としている現実を示すケースもあるが、多くは、本当の姿を知りたいのに、知る事を恐れている状態を暗示したり、知っているのに見て見ぬふりをしている出来事に目を向けさせたい時にも現れやすい象徴。

達成する可能性がある物事や、たどり着ける気づきや教え、又は、感情や無意識を意味する水や海の中を泳ぐ生き物であることから、感情や無意識的エネルギーを指す場合も。また水の奥深くであればまだ意識されていない自分の可能性や願望の状態を暗示する場合も。ただし夢全体の内容によっては、内面をしっかり見つめる必要性を暗示している場合も。魚を釣り上げるのは、利益や気づき、幸運の獲得が近いことや、それへの願望を暗示。料理をしているなら、気づきやアイディアを「料理」する＝煮込んでいくのか、どう味付けるかなど調整中であったり、新しい一品の完成があれば、更なる発展に繋がる場合も。（食べる魚は、食べ物参照）

叫ぶ

叫んだ自分のその声や興奮で目がさめるのは、叫ぶ夢の中でも、最も注意したい状態。文字通り、自分で自分に「目を覚ませ！」或いは「注意を向けよ！」というサインを出している場合が。現実で助けが必要なことがあるなら、素直に助けを呼ぶこと。非常に大きな不満やストレスの鬱積などの可能性があり、本気で改革を目指す必要がある場合も。誰かや何かに向って叫ぶなら、対象物が象徴するものへの我慢や怒りがないかを検証。

砂糖

楽しみや喜び、肉体的満足、或いはそれの代用品。普段からあまり砂糖や甘いものを取らない人が、たくさん甘いものを取っている場合は、抑圧された愛や楽しみへの欲求を示すことも。また、食べ物には全般に言えることだが、体内に取り入れるものであることから、体調を暗示する場合もあり、控えめにしたほうがよいのか、取った方がよいのかは夢全体から判断を。

猿（モンキー）

ひらめきや発想の転換をくれる存在だが、行きすぎていると、落ち着きの無さやトラブルメーカーを暗示する場合が。又、猿真似や猿の浅知恵などと云うように、うわべだけの人や幼稚さ、又は狡猾さや打算を暗示する場合も。猿社会にも競争や上下関係があるので、自分のそれを表わして見せている可能性も。

試験

現実では試験とは縁がない時なら、試される不安や、現在の自分への評価への心配を暗示。又、かつて受けたテストや、当時を思い出すことがヒントになる場合も。

死・死体

今までのあり方や状態が死ぬこと。葬り去ることで再生する物事を暗示。生活の中での、ある側面の死。肯定的には内面世界が変りつつあり、心機一転。しかし状況によっては、希望やチャンス、気力や可能性が失われたものに関連した人物が死体として現れる場合も。また、存在を遠ざけたい人が死体となって現れることもあります。

時間

朝
日の出から午前中に掛けては、上り調子を暗示。疲労も少なく、未来に向かってのエネルギーが充実している状態。現実問題の新しい展開や再生、又、新鮮さや若さを暗示。否定的な状態は、未熟さや幼稚さを示す場合も。

昼～夕方
エネルギーに満ち、最も活発に動ける時。２０代～３０歳代、季節では夏のイメージ。権威や自信、達成、支配力の象徴。否定的な意味では、自信過剰や独善的状態、ピークへの到達と今後の下降を暗示。

夕方は、実りと収穫の秋と同時に、今後休息に入る暗示。くつろぎの時間や団らんの必要性を示す事も。年齢的には壮年期のイメージ。

深夜
夜明け前までの出来事の多くは、無意識や感情、心的状態や、自分の未知の部分を表す。現実問題では、物事の達成迄には時間を要する暗示。まだ休息中であり、夜明けを待つ必要がある。物事が明確に見えていない状態を暗示する場合も。季節では冬、老年のイメージ。

事故

アクシデントのせいにして、逃避、先送りにしたい問題がある。自分に対する言い訳、責任逃れの手段として見易い夢。他人が事故に合うのを見るのは、他人を言い訳にしようとしているのかも。単純に、思惑が外れる等、アクシデントとの遭遇を警告している場合もあり、遅刻の夢同様、冷静に、洞察を大切に過ごすとよいでしょう。

地震

基盤を揺るがすような内的変化や成長が起こっている暗示。思春期や中年期の切り替え地点でも現れやすい象徴。現状が不安定であったり、関係性の解消、安全ではないと感じた出来事の後に見ることも。特に家の中で揺れを感じる場合は、家が自分自身を表わすため、心身への重要な影響や変化の暗示。大きな視点から物事を捉えるために、利己的な小さな自分を崩そうとしている場合も。広い視野を得るための揺さぶりであり、破壊後の再生に繋がる場合も。

失敗

計画していることやアイディアを進める決心がつかなかったり、迷いが多い時に現れやすい出来事。中途挫折や、準備不足を心配している場合もあり、現実で気を引き締めていけば、夢が変わってゆくでしょう。仲間や他の人たち大勢と一緒に失敗するときは、周囲に依存しすぎている状況を考え直したがっていることもあるでしょう。

自転車／バイク

日常で頻繁に使用している場合には、日々の出来事から連想される内容を吟味して下さい。一般的には実生活にバランスを必要としている時に現われやすくなります。理性と感情、意識と無意識、仕事とリラックス、支出と収入など、無理をしている所がないか振り返ると良いようです。自転車は安定感が悪く、またこぎ続けなければ倒れてしう物です。「自転車操業」という言葉のように、無理をしてエネルギーのやりくりをしている暗示もあります。

バイクも同様に、車の間をすり抜けて進める敏捷さやすばしっこさはあるものの、慎重に運転しなければ、事故の際は四輪車よりダメージが大きくなります。エンジンがある分だけ用心が必要です。

自動車

社会的、現実的生活で使われる、又は使用可能な潜在的エネルギー。運転も鮮やかに、快適なドライブを楽しんでいれば、目標に対するスムーズなアプローチが進むでしょう。一方、スピードを出しすぎたり、乱暴な運転は、不安定さや、その後の事故を引き起こす危険性が潜みます。注意力やエネルギーを散漫にすることなく、自制心を持ったコントロールが必要でしょう。又、自分が運転していない場合には、誰に任せているのでしょう。ドライバーの特徴に着目してください。自分の意志ではなく、社会に流されているのかもしれません。
自家用車の場合には、自分も含めた家族の身体そのものを表す場合もあります。故障などがなかったか、コンディションに注目してみてください。

忍び込む/浸入する

どこにどんな状態で忍び込んでいるかに着目することが重要だが、一般的には、自分が他者の領域や感情・希望などを無視して踏み込んでいるか、逆に踏み込まれている場合が。状況によっては、自分の未知の部分を探っていることも。又、女性の場合、性的に侵入・侵害されている、或いは逆に深く踏み込んでくれることを望んでいる場合にも表れやすい象徴。

姉妹（兄弟）

自分の気づいていない似ている側面や生きていない反面、ライバル心、劣等感、憧れ、不足している面、今必要な特質等を暗示。現実に兄弟・姉妹がいる場合や、夢に出てきた兄弟・姉妹が当人である場合は、彼らの状況を暗示したり、潜在知覚夢などの場合も。（その家族の体質によっては、夢を使った送受信が容易な人もいます。）しかし一般的には、自分の一部がその姿をとって現れている事の方が多く、又、幼少の頃から癖や、家庭環境について振りかえることが現状に役立つ場合が。異性の兄弟・姉妹の夢を見る場合には、同性に対してとは若干意味合いが異なります。

実際に兄弟・姉妹がいない場合には、兄弟・姉妹のような関係性を連想させる周りにいる人についてを表しているか、自分に取り入れた方がよい側面や、手放した方がよい側面を暗示。又、稀に、何らかの理由で実際に生まれてこなかった兄弟・姉妹の存在からのメッセージの場合も。

（顔の）しみ・皺

喜ばしくない気持ちで気になっているなら、疲労、ビタミン不足、老化への不安、周囲からどう見られているかを気にしすぎている場合などに現れやすい象徴。顔を鏡などで見ること自体が、自己イメージや、周囲が自分をどう見ているかを気にしている時に現れやすいので、しみを弱点だと思う夢なら、どうカバーするかを考える時に来ている場合も。また、夢全体のトーンにもよりますが、しみができた場所が、実際に観相等で暗示される部位の病を示している場合も。しかし、皺は、自然に見つめているなら、年輪を暗示し、キャリアや熟練度に満足している場合も。特に目じりや笑い皺などは、年を重ねたからこその器の大きさや喜びを暗示することも。

写真

今取り組んでいる物事そのものや、認識する方法のひとつ、記憶。人物像の写真の場合は、自分が記憶されたい、気づかれたいと望む場合に表れやすい象徴。自分の写真を見ている場合は、自己イメージを客観的に見なおそうとしていることも。鏡と同様に、そこに映っている自分や人たちの状態にメッセージが隠されていることも。自分が写真を撮る場合は、何かに気づいたり、洞察を得ているケースも。

収容・監禁される

社会や人とのコミュニケーショントラブル、又は自由な精神でいられないことや冒険が出来ないことへの苛立ちを暗示。大きな組織や権威から収容されているなら、親や地域からの束縛やそれらとの関わりが障害になっていることも。

数珠

心の集中や瞑想、内省の必要性などを暗示。また、大きな珠は親珠（又は母珠）、小さな珠は子珠と呼ばれることから、親子の繋がりや先祖、親族の関係性や祭祀などについてを象徴する場合も。また、環でもあり、因果や輪廻、煩悩、或いは、丸い珠の繋がりであることから、丸い安らかな心持ち等についてを意味する場合も。勿論、一般的には日常の使用頻度が高くはないものだけに、個人的な葬儀や使用した時があれば、まずその時のことを中心に連想を。

出産

新たな環境や境遇に入る前兆。何かが生み出され、可能性が現実化する暗示。自分の中で新しいエネルギーが作られ、外に活かされる準備が整ったという無意識からのメッセージ。ただし、実際に出産経験がある人はその時の感情や状況と現在が結びついている場合も。
死産の夢は、苦しいながらも不要になったものを排出していると解釈され、実生活では、悩みながらの方向転換や、困難の後の好転を暗示。又、動物の出産を見るのは、一般的に吉夢とされています。

樹木

成長、発展、父や男性、力、生命の象徴。木がしっかり往々しく空に向かうなら、健やかな心や成長、発展、健康な状態を暗示。また、父や「寄らば大樹」のような立場になれる人の健康状態を暗示する場合も。根は文字通りルーツや基盤、精神性や大いなるものとのつながりの状態を、幹の状態はバックボーンや実際の肉体での背骨、そこを通るヨガで言うところのクンダリーニパワーや氣の状態を、枝は自己表現やその能力、葉は才能や育てた能力の結果の状態、などを暗示。

食事

社会的満足感を象徴。社交性や社会生活に関する現状を暗示。一人で食事をしている場合は、自立心の目覚めや孤立、社会との関係や刺激の不足や断絶の可能性。家の食卓であれば、家族に関する意味合いが強まる事が多い。賑やかなレストランや店などで、周囲はグループで飲食を楽しんでいるのに自分だけ一人で食事をしている場合は、社会での居場所を模索したり、孤独を感じている、或いは一人になりたい場合もあり、感情などを考慮。

食器

滋養してくれるものを入れる、それらを自分に届けてくれる物事についての象徴。皿は「受け皿」の言葉あるように受身の状態でいることを示す場合も。皿や器が空の場合は、「そこに入れる何か」について考えたり、滋養として自分に必要なもの、不足しているものについてを暗示する場合も。或いは、「受け入れる支度が整っている状態」を暗示することも。他には、家庭生活についてや、栄養の摂取状態、健康状態などに関する物事を表している場合も。

上下

精神性の高低、叉は、現実と非現実を暗示。上は、高い視点から全体を見渡し、より高次の自分を目指す現状や未来を。下や地下に降りる程、本能や無意識の領域を象徴。しかし、あまりに高すぎる場合は、自信過剰や理想を追い過ぎていて足下が危ない、叉は尊大な状態を示す場合も。低くても安定感があれば、地に足がついた堅実さを象徴。いずれにしても、極端にバランスが悪い時は、片寄りの修正が必要。

知らない人

1つの夢の中には沢山知らない人や群集、大衆などが現れることもありますが、それ以外の、展開上、或いはビジュアル的に気になる存在を指します。あまり意識したことがない自分の側面を暗示。もし不気味さや恐れを抱くなら、未知の自分に出会うことの混乱を示す場合も。又は、未知の物や未確認、不確かなものへの戸惑いが人の姿を取って現れる場合も。（出来事や感情が人の姿をとって表れたり、身近で感情を表しやすい人となって現れ、ぶつけることで解消させてくれることも多い。）

地割れ

自分の中味の薄さを実感したり、無意識との直面を迫られている暗示。地面にあいたスペースを何で埋めるのかを考えること。引き摺りこまれそうであれば、過去に逃げ出した問題や、その恐怖に立ち向かう必要性を示す場合も。また、母性に関する問題を示すことも。

神社／仏閣

個人の信仰や生活環境に左右される象徴なので、教会なども含め、神聖な場所として解釈する場合が多いものです。良心や魂の家として、心の探究に出る前に立ち寄る場所です。心の再編成を図らなければならず、その為に必要な、叡智や儀式を授けられる場合もあります。精神性を見直す必要性を、無意識が訴えているケースや、状況によっては、逆に狂信的信者のような現実逃避、又、母体に還って成長への抵抗をしている状態を指す場合もあります。神聖な場所の前にいる時の感情を観察して下さい。

人名・地名

聞いた事があるものであればその人名や場所から、そうでない場合は、その響きから連想されるものを表している場合が。また、暗号のように並べ替えてみて始めて意味が解るようなものも。タレントやマンガ・小説・ドラマの主人公など身近でない人まで含めても思い当たらない場合は、今後どこかでこの名前を連想させる物事が出てくる可能性があるので、控えておいたり、辞書で引けるような名前、字があれば、調べてみると連想の広がりが。また、この時の連想は一部だけが合致しているような場合や、地名に関する場合も。いずれにしても、名前は夢主に結びつく特質を表しており、実現を促す場合が多いということが基本。
また、稀に、いわゆる過去世の自分ということも。これは特に自分の名前が知らない外国名であったり、古い時代の名前であった場合などが多い。

数字

出てきた数字を単数化して意味を捉える場合もあります。
例えば２８は２＋８＝１０→１＋０＝１
「エレベーターで４階を押して昇った」というような場合には、安定や完成の時期が近い。又は意識と無意識が調和され、心身共に良好なコンディションなどと解釈出来ます。この他、部屋や電話番号、登場人数や個数が心に残ったものなどでも参考にしてみてください。

１	始まり。根源。発展。権威。野心。一貫性。統合。
２	意識と無意識。男性エネルギーと女性エネルギー。対立。葛藤。善と悪。
３	心身と精神の調和。創造性。ダイナミックなエネルギー。スタート。
４	完成。完全バランス。安定。マンダラ。四大元素。
５	男性原理３+女性原理２の統合。変化。小宇宙。
６	両性具有。結婚。二つの三角が組み合わされた数であり、完成。
７	神秘。成長と進展。１サイクル。死と再生。大宇宙。運。ツキ。
８	無限。増殖。可能性。忍耐。遅延。
９	３の３乗。３重の三位一体。肉体、知性、精神の一体。衝動。
10	新規。再出発。終焉。虚無。