名付け(姓名判断)

姓名判断についてのポイントです。

1.「漢字は新旧どちらの数え方をするのか」

例えば「川」「山」「木」など、自然の形を描いた絵文字から今の形となり、それがそのまま使われているものや、そこから更に形を変えていったもの(かな等も含む)があります。かつて、自然との関係は最も重要であったことでしょう。そこで自然に関するものから順に文字になったという説もあります。

それら大切な自然を象徴化したものが文字であり、森羅万象に宿る霊性を見つめて出来た形であり、そのスピリットは文字に宿され、それが数に表され、数の波動が繰り返し用いられることで運気に影響を与えるという考え方を当方では用いています。

従って、最近は書いたままの字画を数えるやり方もありますが、こちらでは、より始まりに近い、字の成り立ちが画数に反映されている、旧字でカウントしています。また、新字(又は略字)で書いても暗示は変わりません。

2.「どこを注意してみればよいのか」

まず天運、人運(内運)、地運、外運、総画を出します。この時注意したいのは、総画だけがよければよいのではないということです。それぞれの部分に意味があり、またそれぞれの数がもつ意味は、専門サイトや本などで診ていただければと思います。

ただし、「0系」の数があるなら取り除くことは勧められます。「0」は突発的変化の暗示が強く、例えば総画にも「0」があり、その他の部分にも持つ場合などは、発生するによっては事故やトラブル、分裂的資質を創ることもあるとされています。

ただし生まれが強い人や、芸術家、スポーツ選手など、その都度が完結する業種等にはよいとする場合もあります。しかし、よほどの強さがないと扱い切れないという説もあります。

3.「改名とはどうすればよいのか」

勿論、姓名が運気の吉凶の全てではありませんが、生まれにも同様の暗示を持つ人や、弱い部分が重なってしまう場合などは、改名により補強をしてみることをお勧めしています。誕生時にもらった大切な名前ではありますが、それを捨ててしまうわけではありません。

或いは、人によっては、そこに執着しない柔軟さが、更に運気を上昇させることもあるように思えます。法的には改名するのは非常に難しいので、ペンネームや芸名を持っているような感覚で、普段自分が書く際や、周囲の人に書いてもらう程度で充分です。また、理解してもらえる環境であれば会社内や名刺なども変えられると更に心強いでしょう。

ちなみに、時々、響きから全て変える改名をする人や、それを勧める方もいますが、一般的な日常生活を送る場合には、そこまでする必要はないのではないと、個人的には思います。響きの力は、後述のように、確かにあるのですが、それくらいなら姓名に頼らず、普段の生活で調整が出来る場合が多いと考えるからです。

4.「自分で改名の字を探すときの注意」

旧字の数え方さえ間違わなければ、自分で探してみることも出来ますが、まずは漢字の名前なら、ひらがな・カタカナに変えることでよくならないかどうかを診てみるとよいかと思います。

苗字に凶数があった場合は、一般的な生活では、ここまでひらがなにするのは受け入れられにくかったりもしますから、その際は名前(地画部)で調整できないかどうかを探してみてください。それでもよい数にならない時は、漢字を変えてみます。一文字で変えてみたり、一字ずつにしてみたり、と、いくつか組み合わせてみます。名づけ用辞典などを用いると便利です。

ただし、あまり読みにくい当て字は個人的にはお勧めしていません。また、更に進めば、漢字それぞれが持つ陰陽や五行(木・火・土・金・水)などもあり、それらのバランスを考慮してみるのもよいでしょう。

また、何事にも言えますが「完璧」は稀です。完璧な姓名、完璧な家相なども同じです。元々自然界にあるものは完全な形で創られているといわれます。生まれによるそのエネルギーを自身が既に持っているのですから、神経質になリ過ぎる方がバランスを崩していると言えないでしょうか。 いつも申し上げるのですが、名前を変えたからといって、そんなに簡単に全てが上手く行くわけではありません。

しかし、自分の少し弱い所を知り、見つめたことに価値があり、更にそこを元気にしたいから、数の力にも手伝ってもらおうと、素直に思える開かれた意識が、既によい流れを受容できる態勢を創っているのではないかと思います。その名前の表記が心機一転、再生の手伝いをしてくれると考えてみるとよいでしょう。

5.「響きの暗示について」

繰り返し使うことや呼ばれることにより現れる「音の響き・波動」は確かにあります。例えば簡単なところでは母音の「あ」「い」「え」はどちらかと言うと「う」「お」より明るい響きがあることは実際に声を出してみると解りやすいでしょう。

同じ母音が多ければその波動の暗示が強まるというように考えられるので、明るい響き、落ちついた響き、信頼を呼ぶ響きなど、ネーミングの際には参考にするのもよいかと思います。 また、各音にも五行が当てはまるので、そこまで考慮する場合もあります。

けれど既にあるものに関しては、何にしても、よい面と気をつけたい面の両方がついてきますから、よい面が伸びれば気をつけたい面がはびこる余地もなくなるので、自分の姓名を名乗る時には、いつもより優しい、或いは綺麗な音(声)で伝えれば十分かと思います。明るい響きも、暗い雰囲気で発するなら、暗く伝わります。その逆をすればよいだけです。

6.「アルファベットの姓名判断はあるのか」

アルファベットでの姓名判断もあります。数え方には主なものは2種類あるようです(右記参照)。この場合は、単数にまで置き換えて数霊術に似た方法で診ます。しかしアルファベットは、漢字(ひらがな・カタカナも含む)の文字の成り立ちと異なるので、漢字・ひらがなの場合ほど、影響が少ないのではないかと、個人的には思います。
(画)数 数え方 タイプ1 数え方 タイプ2
1 A I J Q Y A J S
2 B C K R B K T
3 G L S C L U
4 D M T D M V
5 N E E N W
6 U V W X F O X
7 O Z G P Y
8 F H P H Q Z
9 なし I R