夢のタイプ

1.外的経験による夢・補償の夢

その日に起きたいくつかの出来事や経験のうち、その意義や意味が自分のものとして消化できていない事象、又はそれに伴う感情を充分に認識できず、体験として取り入れられなかった内容が現れる。又は、その日の一面的な思い込みを補償する為に投げかけられるメッセージ。

2.警告夢

補償の夢に似ているが、起きている時の意識があまりに頑なであると、補償夢ではほぐしきれない為、特定の事象に限らず、崩壊や破壊のイメージでいっぱいの夢。
戦争や爆破などの姿や、強烈な恐怖などの感情を伴う事もあります。日常の抑圧が極端に強い場合にも、固められた「無理」の壁に風穴を開ける為、土台から揺るがす為に、まさに破壊のイメージで見る事もあります。

3.反復夢

外的経験夢にも似ているが、現実場面のことがそのまま夢に反復される夢。しかしよく注意してみると、実際とは違う箇所が見つかる。その現実と異なる部分が、自分が現実に経験したと思っている事や抱いた感情についての修正すべき点や気づくべき点を指摘している場合が多い。

ただし、ショッキングな経験をした場合には、その現実でのすざましさのあまり自我に統合できず、繰り返し納得しようとして夢に見る場合があります。忘れたくても忘れられない、記憶に止めておくにも納めきれない、心が受け付けないものを繰り返し、少しずつ消化しようとする過程。事故や戦争などを経験した人にも多く見られる夢と言われています。

4.展望的な夢

意識の一面的な態度により身動きがとれない、解決の糸口が見つからない現実のさなかにみると、救われたような気分になる、所謂目覚めの良い夢。
現実が夢のように運ぶと捉えるより、夢によって得た知見やアドバイスを元に、取り組み方や意識のあり方を変えるように努めて活用すると良いようです。又、必要以上にネガティブな側面に囚われている場合にも、その行き過ぎを補償する為にポジティブなイメージトレーニングのように現れる場合もあります。

5.潜在知覚夢(予知夢)

細部に至るまで予見的な夢を見る能力を持つ人も存在しますが、一般的にはその人の潜在記憶や潜在知覚からのメッセージであり、厳密な意味での予知夢とは言えない場合が多いようです。睡眠中は意識を無意識に預けているような状態なので、精神は意識の偏りに邪魔されず、一層大きく動き、起きている時には考えもつかないような働きをします。

良くある例としては、「ある人が病気になる夢を見て暫くして、本当に登場人物が病気になる」又は「自分が病気になる夢を見て、実際に罹る」などがあります。前者の場合は夢主がその人に会った時に、些細な動きや表情などの感じ、または実際の目を通して見ていると意識されない原始的なコミュニケーション能力によって、相手の状態を読み取っていたと考えられます。他人の言動を予知したと思われる場合にも同様の働きがあると思って良いでしょう。
後者の場合は、体の異常に気づいていない本人であっても、体が異常を感知して気づきを促している場合が多いようです。

6.夢の送受信・体外体験

眠っている間に全くかけ離れた場所で起こっている出来事を夢に見ていたり、
夢でその場に行っていたりすることがあります。気にかかっている出来事や人の所へ精神だけが状況を確認に出かけているようです。身内や絆の深い人に起こる不幸などを察知する場合なども良く聞かれることでしょう。身内の夢主への思いがテレパシーのように働きかけ、周波数があい、送受信が可能になるようです。
理屈や科学では解明出来ない現象ではありますが、本来誰にでも存在する能力とも言われ、覚醒時には直感的に受信できない人でも、思考や意識に邪魔されない睡眠中は、可能になる人も多いようです。

7.その他の霊や神仏世界に関する夢

日頃から信心の厚い人は、心の美しさを表す夢、又は眼でみるものではなく、心で感じる大いなるものを夢という方法で視覚・映像化していったり、神仏と周波数を同じくした場合に見る夢かもしれません。合理主義や思考優先の生活に偏りやすい現代人の日常ですが、霊的と言われる世界を垣間見たり、自然の摂理に組み込まれた生命であるに過ぎないという体感をする事で、より柔軟で広い視野を獲得する場合があります。その点では、凝り固まった意識を揺るがし、解し、更なる成長へと向かわせる為の夢とも言えるかも知れません。